2025/10/18
澄み渡るような秋晴れが続いた週末、ついに待ちに待った初めての稲刈りを迎えることができました。
春、雑草が生い茂る耕作放棄地を前にしたときも、真夏の炎天下で草と格闘していたときも、「本当にこの田んぼでお米が実るのだろうか」と不安になる日もありました。
それでも仲間たちと力を合わせ、少しずつ田んぼの形を整え、稲の成長を見守ってきました。
刈り取りを目前に控えた先週には、予約していた刈取機と乾燥機の故障という思わぬトラブルにも見舞われました。最悪の場合、15反分の稲をすべて手作業で刈り取る覚悟をしていましたが、地域の方々のご協力により、急遽コンバインと乾燥機を手配することができました。
多くの方々のご支援とご縁に、改めて心から感謝いたします。
そして迎えた稲刈り当日。
黄金色に輝く稲穂が秋風に揺れ、「ザァー…」という穂音が田んぼ一面に響く光景は、これまでの苦労を一瞬で忘れさせてくれるほど美しいものでした。
コンバインのエンジン音。 刈り取った稲の、香ばしく、どこか懐かしい香りに包まれながら、「この挑戦は間違っていなかった」と感じられました。
この光景を迎えられたのは、何よりも「応援しています」と声をかけてくださった皆さまのおかげです。
あたたかいご支援に、心より御礼申し上げます。
なお、当初11月発送予定としておりました「八米」につきましては、10月14日以降、順次発送を開始できる見込みとなりました。
今からでもまだ多少ご注文いただけますので、八米を食べてみたい!という方がおられましたら、ぜひ、個別にご相談ください。
次回の「八米日記 vol.10」は10月中に配信予定です。
記念すべき第10回となる次回も、どうぞお楽しみに。
ときつ養蜂園 広報部