ミツバチと人が共に生きることで、地球はもっと美しくなれる。

2025年末のご挨拶

2025年末のご挨拶

皆様、いかがお過ごしでしょうか。
ときつ養蜂園、代表の時津佳徳です。


2025年も、残りわずかとなりました。
今年も私たちのハチミツやスイーツを食卓に並べていただき、またミツバチたちの活動を温かく見守ってくださり、本当にありがとうございました。


この一年を振り返ると、世界は激動の時代。日本も大きく動いています。
私たちはそんな人間界と、何億年も存在してきた自然界を繋ぐ役割を全うするため、
「自然との共生」を、理想として語るだけでなく、土の上で汗をかき、形にしてきた一年だったように思います。

気候の変動も激しい年でしたが、小さな体で懸命に花を巡るミツバチたちの姿には、私自身が何度も励まされました。
私たちが大切にしているケミカルフリー養蜂は、手間も時間もかかります。それでも、余計なものを一切加えない、自然そのままのエネルギーをお届けできること。それが私たちの誇りであり、喜びだと改めて感じています。

そして今年は、長年の構想だった「八米(はちまい)」プロジェクトがついに実りの時を迎えました。
農薬や除草剤を使わない、ミツバチが喜ぶレンゲなどの緑肥での米作りは、ミツバチが安心して暮らせる環境を守ること、そして人間の健康にも嬉しい、人間がこの地球に存在し続ける意味そのものだと感じています。
耕作放棄地を再生し、生命力あふれるお米「イセヒカリ」を収穫できたとき、そして皆様から「美味しい」「応援してるよ」という声をいただいたとき、この循環の輪が確かに動き出したと胸が熱くなりました。

ミツバチファーストを掲げて進めている、養蜂観光農園「ビーとぴあビレッジ」づくりも、まだまだこれからです。
ミツバチが元気に飛び回れる場所は、私たち人間にとっても、あらゆる生命にとっても安全で心安ぐ場となるはずです。
同じ志を持ってくださる仲間やお客様が増えたことは、今年一番の収穫でした。

ミツバチは、わずかな蜜を集めるために、何万回も羽ばたきます。
私たちもそのひたむきな姿に学び、来年も誠実に、本物の味と健康、そしてワクワクするような未来をお届けできるよう取り組んでいきます。
山口の自然の中で育まれたハチミツ、パティシエたちが想いを込めたスイーツ、そしてミツバチが守ったお米「八米」。これらが、皆様の笑顔と健康につながれば幸いです。

寒さが厳しくなってまいりました。
どうかお身体を大切に、はちみつ生活で健康に、良いお年をお迎えください。
2026年も、ときつ養蜂園をよろしくお願いいたします。

株式会社ときつ養蜂園
代表取締役 時津 佳徳
ときつ養蜂園一同