こんにちは。ときつ養蜂園 88HACHIMAI(ハチマイ)プロジェクトです。
今回は、お米づくりの第一歩となる、非常に重要で繊細な作業についてお届けします。
現在、88HACHIMAIの田んぼでは、種籾の「温湯消毒」が真っ最中です。
「温湯消毒」という言葉に馴染みがない方もいらっしゃるかもしれませんが、これはお米の病気を防ぐための大切な工程です。
種籾には、いもち病やばか苗病、もみ枯細菌病といった、稲を枯らしてしまう病気の原因菌が付着していることがあります。一般的な稲作では、これらを化学農薬で消毒するのが通例ですが、88HACHIMAIでは100%農薬に頼らないお米づくりを目指しています。
ミツバチや田んぼの生きもの、そしてお米を食べてくださる皆様にとって「全方良し」でありたい。その想いから、私たちは農薬ではなく「お湯の力」だけで種籾を清める方法を選んでいます。
作業は、ネット袋に入れた種籾をお湯に浸けるというシンプルなものですが、その管理には一瞬の油断も許されません。
温度が高すぎれば種籾が弱って芽が出なくなってしまい、低すぎれば菌を死滅させることができません。いわば、お米の命の行方が決まる運命の10分間です。 湯気の向こうでタイマーとにらめっこをしながら、心の中で「がんばれ」と声をかけずにはいられません。
一度に大量の種籾を詰めすぎると温度ムラができてしまうため、少量ずつ、丁寧に回数を分けて作業を進めます。こうした地道な手仕事の積み重ねが、苗の力強い成長へと繋がっていきます。
次回のブログでは、お米の赤ちゃんが「ぷくっ」と動き出す瞬間をご紹介します。
「浸種(しんしゅ)」という工程を経て、水の中で静かに目を覚ます種籾たち。ある朝、ネットを覗くと、昨日まで固かった種籾の先に白く小さな芽が見えてきます。
新しい生命が動き出す、初夏の小さな奇跡。
どうぞ、次回の更新もお楽しみに。
私たち自身も今からワクワクしています。
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ときつ養蜂園
お米プロジェクトチーム